スタジオを出ると、モツ先輩が立っていた。 『よぉ。』 『『モツ先輩っ!!』』 白いTシャツに黒のジーンズという ラフな格好をしたモツ先輩は 『お疲れさん』と、 とびきりの笑顔をくれた。 緊張と孤独がハンパなく 押し寄せた世界から解放された 瞬間だった。 思わず涙が溢れ出して 『うわーん!』って泣きたい気分。 優しく頭をなでてくれたのは 『ハハハ』と笑うモツ先輩。 『あーぁ、泣いちゃった』と言って、 タオルで涙を拭いてくれたのは悠。