『唯、俺はお前のことを妹だなんて認めたくねぇ……俺は唯が好きなんだよ!妹としてじゃなくて一人の女の子として』





「…………ごめんなさい、あたしは黒崎海斗のことはお義兄ちゃんとしてじゃないと見れない……

血は繋がってないけど、今のあたし黒崎唯なの、高野唯じゃなくて……」



しばらく沈黙が繋が続いたが、しばらくしてお義兄ちゃんが口を開いた


『そうだよな、ごめんな…唯を困らせるつもりじゃなかったんだけどな……

ちょっと頭、冷やしてくるから…』』



そう言って、お義兄ちゃんは部屋をあとにした






お義兄ちゃんが出て行ったあと、テレビを消してソファーに体育座りをして、ボーッと何も写ってないテレビを見ていた


すると、リビングのドアが開いた






「………お義父さん?」



まさか、さっきのも………




ドカッ バキッ
お義父さんは私の胸倉をつかんで私を蹴ったり、殴ったりしてきた



『唯、お前には散々海斗をたぶらかすなと言ったよな?』


「たぶらかしてなんか……」(ドカッ)


『言い訳はいいんだよ!俺は前々からテメーが気にくわなかったんだよ
本当なんでお前なんかが産まれてきたんだよ』