とりあえず唯の家に連れて行こうとした



唯とは中学がらの付き合いで、小さい頃に両親を亡くし、今は親戚の家でお世話になってるらしい。


唯は、あんまり家の事情を話したがらないから色々、家庭内事情があるのかもしれない



でも、あまり他人の事情を探るのもよくない。とりあえず唯の家に送ろう……



そう思い、歩きだそうと思った時だった



目の前のおっさんが俺をガン見していた。というより唯をガン見していた



「あの、唯の保護者さんですか?」

とりあえず聞いてみた


するとそのおっさんはしかめっつらをしながら

『ケッ。そんなやつ、今さっきからうちのやつじゃねぇ、ってかもともと俺の家の子供じゃねぇしな。

そいつが起きたら言っとけ!もう二度と帰ってくるなってな』


そのおっさんは、それはもうぷっつんきてた




どうすっか………
俺の家連れてくか……


そして、結局俺達は、俺の住むマンションに行くことになった