たぶん、恋。



・・・・・??

なんだ・・・?

あいつ・・・?

まずいパターンじゃね??


路地裏の奥、

そいつは息を荒げて、

苦しそうに目をつぶっていた。


正義感の強い私は、

いてもたってもいられなくなって、


そいつに近寄った。




「ハッハッハッ・・・」

苦しそうに息をするそいつ。



「おい、大丈夫か??」



まぁ大丈夫じゃないだろうがな。



「大..丈夫じゃ...ねぇよ...」


そいつは私を見た


そして私の顔を見て、

目を見開いた。


「ッハッ...てめぇッ...見えてやがるのか...??!」


「はぁ??当たり前だろう?」

「ッ当たり前じゃ...ッねぇってのっ」


そいつが立ち上がって、

私に掴み掛かろうとしてきた。


でも力が入らないらしく、


私に寄りかかった。




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