「大丈夫か?あと顔に痕が...」


そう言われて顔を触るとくっきりとボタンの痕がついていた。


「うわ~」


「昨日は暑かったし疲れたからな」


先生が本を開きながらそう言った。


「そうですよね」


それ以外になんて返事をしたらいいかわからなかった。


「それじゃあ始めるか!」


「はい!」


そうしてあたしたちの放課後の授業が始まっていった。