真っ暗な部屋。

外にある外灯の青い光がふわりと差し込んだだけの俺の部屋。


俺は腕に絡む真紀をヒョイと持ち上げた。



「え!?なんでお姫様抱っこ!?まだブーツ脱いでないのに」



「俺が脱がす」



俺は自分の靴を玄関に脱ぎ捨てると、そのまま真紀をベットに寝かせた。



俺は真紀の唇にそっとキスをして、そのまま深いキスをした。



「っあ…智……」



キスをしている最中に、真紀が舌の脇から息を漏らして俺の名前を呼んだ。



「真紀…エロい」



「そんなことないもんっ」



そう言って、恥ずかしそうに顔を逸らして、唇を隠す真紀が愛しくてしょうがなかった。