「いっ今の声って……」
悠也たち6人は、まだ工具室にいた。
さくらがこの場を去ってから誰も口を開かなかったが、桃香の叫び声が響き、重い沈黙が破られた。
「まっ、まさか……桃香…?」
絵里の言葉にその場にいる全員が青ざめた。
まさか…さくらは本当に桃香を……?
「なっ何言うとんねん絵里!」
さくらと仲の良い由美が絵里に反論する。
「だって!じゃあ誰の声だって言うの!?」
「まだ分からんやろ!!?」
「さくらと桃香以外、誰がいるの!?由美だってそう思ってるくせに!!」
お互い混乱していて、口が止まらない。
喧嘩など、している場合ではないのに。
「おい!もうやめろ!」
悠也が絵里と由美の止めに入る。
「言い合いしてたって何にも変わらないだろ!」
悠也が仲裁により、口をとめる2人。
そのあと、愛が青ざめた顔で呟いた。
「ねぇ…声、急に止まったけど……」
その言葉に全員の動きが止まる。
耳を澄ませても、さっきの恐ろしい絶叫は聞こえてこない。
もしかして………
嫌な予感が、津波のように押し寄せた。

