「さよなら、桃香…」
「やだ!いやああ!!拓ちゃん!拓ちゃああぁん!!助けて!!」
いつも桃香を助けてくれた拓海も、もうこの世にはいない。
「ごめんなさい、桃香…光…」
ガシャ…ン…
さくらはそう呟き、チェーンソーを桃香の左肩に向けた。
ウィィィイィイイィン!
嫌な音がこだまする。
「いや、いやっ…」
ガタガタに震える桃香の左肩にチェーンソーを当てる。
カッターシャツがチェーンソーの回転に巻き込まれ、引き裂かれる。
グチャッ
「い゙あぁぁあぁ゙!!」
刃が桃香の白い肌をえぐった時、今まで体験したことのない激痛を感じた。
身体中の毛穴という毛穴から汗が出る。
だが、そんな絶叫などお構い無しに、チェーンソーは回転しながら桃香の腕を切っていく。
刃を進めるごとに、桃香の血や肉が飛び散る。
それはさくらの身体にも着いたが、そんなことを構っている余裕などない。
夢中で桃香の腕を切断していた。

