『…第2ゲームも第1ゲーム同様【恋人ゲーム】になりましたね』
重い沈黙を破ったのは、主催者。
放送はまだ切れていなかったのだ。
『【恋人ゲーム】。自分が助かるために恋人の腕を切断しますか?それとも…自分が死んでまで、恋人を助けますか…?』
頭が良く、いつも冷静なさくら。
そんなさくらが、見たこともないくらい落ち着きがない。
死の恐怖に怯えているせいで…
『先ほどの剣崎拓海様のように、自分が犠牲になりますか?…ククッ…出来ないでしょう?』
主催者の言う通りだ。
拓海がミッションを受けなかったのは、まさか本当に殺されるなんて思っていなかったから。
拓海が殺されるのを目の前で見て、自ら死を選ぶなんて……
できない。
『死の恐怖を目の当たりにしても、自分の死と引き換えに、大切な人を助ける。それが人として一番良いことだと分かっていても…人間はそれが出来ない。だから、このゲームはおもしろくて、やりがいがあるんです…』
―プツンッ―…

