突然、由美が口を開いた。

「なぁ、大輝。こんなん、冗談やんなぁ…?」

と、大輝のカッターシャツの裾を引っ張りながら聞いた。


そんな由美に、同意するように答えた。

「そっそうだよな!ってか、よく考えたら意味分かんなくね?」


大輝の言葉を聞いて、真一と愛も口を開き始めた。


「だ…だよな!ドッキリとかだよな!?」
「そうだよね…こんなのあり得ないもん!」


そうだ。

これはきっと、ドッキリか冗談に違いない。


そう思うと、なんだか肩が軽くなった。