直後、放送が流れてきた。
もう慣れてきてしまった、あの不快な声。
―『馬場大輝様。あなたはルールを破りました。よって、あなたにはペナルティーを受けていただきます』
大輝の動きが止まった。
「ペナルティー…?」
思わず顔を上げ、聞き返す。
そんな大輝に答えるように、放送は続いた。
『範囲外へ出ることは、強制参加というルールを破り、逃亡したということ。これは、"棄権"と見なされます。初めに申した通り、棄権は認められません』
範囲は清秀高校校舎内。
ルールは強制参加。
範囲の外、つまり清秀高校の校舎から一歩でも出れば、それは強制参加というルールを無視したということ…
『よって…あなたにはルールを破った罰として、ペナルティーを受けていただきます』

