【完】4月1日の恋

「もしもし隆!?」



『あ…み…ゆう……』




隆の声を聞いた瞬間、あたしは立ち上がった。



いつもの隆じゃないってことだけはわかった。



「た、隆…どうしたの?今どこにいるの?」



『い…今な…病院に…いる』



「えっ!?」



病院……!?



心が凍りついていくのを感じた。



待って…また嘘ついてるんじゃ…。