とナプキンを手渡されただけ…

何でなん?普通、お祝いの言葉があったり、お赤飯を食べたりする程、めでたいとされる事じゃないの?
数日後、一人で叔母の家に遊びに行き、中学生になったことを報告に行きました。その際に、生理が始まった事も話すと

『鯛食べたか?お赤飯も食べた?』

と聞いてくれ、状況を話しましたら、

『解った!今晩皆でおいでなさい!』

と言ってくれ、両親に誘われたことを話し、叔母宅にお邪魔することになりました。

すると、叔母がウチの前で両親に、何故祝ってあげないのか聞いた上、親らしくしろ!と説教が始まりました。

ウチにしたら、祝いの席で説教しなくても…どうだって良いのに…って心境でした。

次の日、母は昨夜のことが気にいらなかったのか

『アンタが余分な事を言うから、鬱陶しい事言われたやろ!』
と又暴力を受けました。

中学生になっても、同じなんや…今に見とけっ!ってウチに火がつきだしたのが、この頃…

学校でも、地元でも指折りに入る悪い学校で、ガラスが割れてるのは普通…廊下にタンやツバを吐くのも普通…煙草の吸い殻も良く見かけ、校舎の隅には、シンナーで遊んだ袋が、普通に捨てられてる…
そんな学校故、笑顔がなく、デカイ身長…何をする気もなく、廊下の窓から外を眺めるだけのウチは徐々に、イジメの対象に選ばれはじめてました。

学校内での風紀が悪すぎるため

『煙草やシンナーは、成長を止めるから、絶対するな!』

との指導が、頻繁にされる学校…

ウチは長身に悩んでいたこともあり

『そんな事をしたら、身長止まるんや!』
とバカみたいにシンナーを口にしたけど、全く受け付けず諦めました。

中学2年に入って、漫才ブームが最盛期に…同時に校内では『中絶費用カンパ!』の紙を回すのが最盛期に…

今、思えば凄い学校に通っていた事を痛感します。

結局、シンナーは無理だったけど、175cmを越してしまい、レディースの服が一切着れない時代だった上、煙草を覚えました。スンナリと吸うことが出来、

『これで、身長止まる…』

と、煙草を吸いながら希望を抱いていました。

結果、二十歳過ぎても、地味に成長してましたが…

いよいよ、中学3年生に上がる事に…ウチにとって試練が…