恥ずかしさで染まっていた体が別の意味でまた熱を上げてくる。
ちゅっちゅと押し付けられる唇の柔らかさに体が熱くなる。


「亜子、もうやめ…」


「やぁだ。ヨウにいっぱい印つけるのっ」



びくっとしてもしかしてと体を捻り見ると、なんだか背中に濃く染まっている部分があるようだ。
そちらを見ると同時に亜子がにこっと笑い、俺の唇にキスをしてきた。
なんか今日、かわいすぎるんだけど…。


「ね、ヨウは私のだよ?誰にも渡さないのっ!」



「そんな言葉…どこで覚えてきたの?俺また…」



そう言って熱くなった中心を亜子の体に擦り付けると、びくっと震わせた体が少し離れて、また近づいてきた。



「ばかっ!さっきしたでしょ!!」


ぎゅっと腹を爪で抓られて、あまりの痛さに元気だったものがシュンと戦意を失った。
それを感じ取ったのか、じゃあおやすみと反対側を向いて目を閉じた亜子は、
疲れていたのではあろうが、本当に寝てしまった。


一人残された俺は今日のランチを
なんとか阻止出来ぬか頭を捻らすこととなった。