「…!」


返事を待たず首に舌を這わせながら亜子の服の中へと手を伸ばす。
肌に触れた瞬間、ピクリという反応があった。


「ょ、よう?」


「いい子は静かにしてるもんだよ?
うるさい子にはお仕置きしちゃうから」



すでにこの状況がお仕置きモードじゃないかと、口走りそうになったのを堪える。

正確に言えば、堪えたのは口を開けば別の声が飛び出てきそうだったからだ。


「…っ……っや…ぁ…」


服を捲り上げブラを押し上げると、淡く染まりはじめた頂に舌を這わす。
声を抑えることには必死だが、行為を嫌がって止める素振りは見せない亜子の様子にヨウの征服心が満たされる。


びくっと体を震わせる亜子の胸元を真っ赤に染めあげる。
自分のものだと刻みつけるように赤く、紅く。


「亜子、手どけて?」


ふるふると両手を口元にあてたまま首を振る。
ちゅっとまた胸に吸い付くと、急な刺激に気が緩んでいたのか声を上げた。


「ヨウ…恥ずかしい…っ」


「大丈夫だよ亜子。
すっごい綺麗だから」


色白の肌に映えるキスマークがヨウをさらに煽る。
そうとは知らず、本当に恥ずかしいのであろう亜子は体を隠そうと必死になっている。


「ね、見せて?」


「…っ」


唇に軽い口づけを繰り返すと、恥ずかしさに目元を染めた亜子が徐々に体を開き始める。
俺をどこまで虜にすれば気が済むのだろうか。