ぎゅーっとお腹に回した腕を締めると、亜子の体が吸い付く様に俺との距離を0にする。
あ、なんかこれ気持ちいいかも。



「こっち向きだと亜子の胸が俺の手に乗るから、案外いいかもね。」



「!?…へ、変態っっっ!」



「えー?でもこっち向き選んだのは亜子でしょ?
だったら亜子も変態の仲間入りだ!!」



「んなっ!違うもん!!」



あぁ、乗せられやすいのも可愛いなあ。
怒った亜子が俺の手を無理矢理解き、俺の方を向いてソファに体全体を乗せぺたんと座った。





「………ゃ、やっぱりさっきの向きにしようかな…」


想像以上に近い距離に目を泳がせた亜子を、そうはさせないとガッチリと腕を回し拘束する。



「ゃっ、離して…」


「だーめ。お願い聞くっていったじゃん。こっち向いて?」


「……んっ」


ちゅっと音を立てて首筋にキスをおとすと、顔が上を向いた。




「ヨウ、恥ずかしっ…ゃぁっ…」



「首弱いよね。可愛いよ亜子」



少しキツく吸って、赤い花を咲かせた。