だけど、しょうがねえじゃん。こんなにもあいつに触れたくて仕方ねえんだから。
「傷つけたのは認める。けど、環が好きなのは俺だ」
傲慢なのもワガママなのもわかってる。でも、これが俺だ。環はそんな俺を受け入れてくれていた。
「ったく叶わねえな、神宮寺には。そばにいてやれよ」
それだけ言うと、結城は環を優しく寝かせて屋上を後にした。
「言われなくても、わかってるよ」
俺の呟きは誰にも聞こえることなく空に消えた。
なぁ、目が覚めたら聞いてくれよ?俺が思ってること全部。きっとめちゃくちゃなこと言ってお前を泣かせるかもしれない。
だけど、絶対大切にするから。絶対離さないから。
だから早く目覚ませよな。
______おまけ終わり★

