結婚〜ライバルは…!?〜

私たちはお母さんたちのお墓の前にいる。




みんなで手をあわせてお参りが終わったところ。




「菜帆。おばあちゃんとおじいちゃんはここに眠ってるんだよ。」




「ホント?」




菜帆はニッコリ笑って言った。




「義母さん、義父さん。僕は、舞帆さんと結婚した。水隍寿です。そしてこの子は長女の菜帆です。舞帆のお腹にも二人目がいます。これからは舞帆さんやこの子たちを僕が守ります。安心しておねむりください。」




私は寿の言葉を聞いて涙が溢れてきた。