「嫌だっ! やだよ! ハル君がいなくなっちゃうなんて……! 」 長い髪の毛を2つに縛った、幼き日のナズちゃんが泣いている。 「僕だって嫌だよ…… ナズちゃんと離れるの…… だけど、行かなくちゃ……」 ナズちゃんは、泣き叫び顔がぐちゃぐちゃ。小さな俺も、目から涙が止まらない。 「ハル君……また会えるよね?」 「うん。 大きくなったら絶対に、帰って来る! そしたら、結婚してくれる? 」 「うん!絶対だよ。指切りね!」 「うん。指切り! 」 俺達は、小さい小指を出して、指切りをした。