青銅や銀の皿には
色とりどりのフルーツやスープ、ナンが並べられている



「食が合えばいいのだが。どうだ?」


スープを一口飲んだ雪乃を心配そうに覗き込んだ


「あ…おいしい…。」

ポタージュみたいで
甘くて美味しい


雪乃はナンを付けて食べ始めた


思えば
丸一日何も食べてなかった


「それはよかった。
慌てることはない…ゆっくり食べなさい。」


一生懸命食べる
雪乃の姿にクリスは心底安心した様子で食事を再開した