「ユキノ様…
耳を傾けてはなりません。」
雪乃の耳に届くのは
スバルの清らかな優しい声
「貴女様が異世界の人間であっても
この世界の人間であっても
変わらないものがあります…。」
「変わらないもの…?」
「そうです。
今までこの世界で感じて事
触れたもの…
目に見える物だけが全て大切なわけじゃない。
きっと
その心にしっかりと芽生えているはずですよ?
貴女様は
もう、この世界に来た時とは違うのですから。」
穏やかな微笑み
といっしょに
スバルの言葉は雪乃の心に降り注ぐ
変わらないもの…
私の心の中…?
そっと胸に手を当てる
じんわりとした温もりと確かな鼓動
『忘れるな…
それが、ユキノの本当の心の温かさだ。』
聞こえてきたのは
いつの日か聞いたクリス声だった
そして
今まで出会った様々な人々の顔が浮かぶ
…そうか…
そうだ…
私には信頼してくれる人がいる…
心配してくれる人がいる…
もう…
孤独じゃない…
あの時とは
違う!!
雪乃はしっかりと顔を上げた
その瞳には
ハッキリと強い意思が見える
耳を傾けてはなりません。」
雪乃の耳に届くのは
スバルの清らかな優しい声
「貴女様が異世界の人間であっても
この世界の人間であっても
変わらないものがあります…。」
「変わらないもの…?」
「そうです。
今までこの世界で感じて事
触れたもの…
目に見える物だけが全て大切なわけじゃない。
きっと
その心にしっかりと芽生えているはずですよ?
貴女様は
もう、この世界に来た時とは違うのですから。」
穏やかな微笑み
といっしょに
スバルの言葉は雪乃の心に降り注ぐ
変わらないもの…
私の心の中…?
そっと胸に手を当てる
じんわりとした温もりと確かな鼓動
『忘れるな…
それが、ユキノの本当の心の温かさだ。』
聞こえてきたのは
いつの日か聞いたクリス声だった
そして
今まで出会った様々な人々の顔が浮かぶ
…そうか…
そうだ…
私には信頼してくれる人がいる…
心配してくれる人がいる…
もう…
孤独じゃない…
あの時とは
違う!!
雪乃はしっかりと顔を上げた
その瞳には
ハッキリと強い意思が見える


