「まぁ、これは…。」
驚いたように目を見開く神官
「それは
昨晩、ハビエル神官が持っていたものです。
彼は…ある姫を賊を使って
誘拐しようとしました。」
「なんと愚かな…!
その姫は無事だったんですか?」
「はい。寸での所で救出しました。」
「それは何より…。
それで…クリス様は
私に…何を聞きたいのですか?」
2人の会話を聞いてるうちに
雪乃の肩に自然に力が入る
クリス様のお義姉様だと聞いていたから
…もっと穏やかな方かと思ったけど
雪乃はそっと神官を盗み見る
まるで蛇の様に
狙った獲物は逃がさない
足元から絡みついてくるような
…底の見えない恐ろしさと
嫌悪を感じる
「単刀直入にお聞きします。
義姉上とハビエル神官との繋がりは何ですか?
連続して起こってる姫の誘拐に
何か関与しているのではありませんか?」
一瞬
神殿内の空気がピンと張りつめた
驚いたように目を見開く神官
「それは
昨晩、ハビエル神官が持っていたものです。
彼は…ある姫を賊を使って
誘拐しようとしました。」
「なんと愚かな…!
その姫は無事だったんですか?」
「はい。寸での所で救出しました。」
「それは何より…。
それで…クリス様は
私に…何を聞きたいのですか?」
2人の会話を聞いてるうちに
雪乃の肩に自然に力が入る
クリス様のお義姉様だと聞いていたから
…もっと穏やかな方かと思ったけど
雪乃はそっと神官を盗み見る
まるで蛇の様に
狙った獲物は逃がさない
足元から絡みついてくるような
…底の見えない恐ろしさと
嫌悪を感じる
「単刀直入にお聞きします。
義姉上とハビエル神官との繋がりは何ですか?
連続して起こってる姫の誘拐に
何か関与しているのではありませんか?」
一瞬
神殿内の空気がピンと張りつめた


