そして
宴の夜
雪乃は
淡いピンクのロングドレスに
細やかに装飾された
金のネックレスとピアスをつけ
ドレスと同じ色の
大きな蓮の髪飾りを付けた
この時代のドレスは
中世ヨーロッパとは違い
ペチコートやふわりとしたスカート
コルセットなどは無く
上質な生地の布を
巻きつける様な形式がほとんどだったが
ドレスがシンプルな分
装飾品は派手…
重厚感たっぷりの金銀宝石ばかりで
とても重く、歩きずらかった
「衣装も…髪もよく似合う。」
目を細めるクリスに
なんだか恥ずかしくて雪乃は俯いてしまう
「恥じらう姿も
また…良い物があるな。」
「なっ!」
からかわれていると気付いた時には
手遅れで
睨み返したクリスの顔には
楽しげな笑みが広がっていた
「ユキノ…おいで。」
不意に真顔になったクリスに名前を呼ばれて
雪乃の胸が高鳴る
宴の夜
雪乃は
淡いピンクのロングドレスに
細やかに装飾された
金のネックレスとピアスをつけ
ドレスと同じ色の
大きな蓮の髪飾りを付けた
この時代のドレスは
中世ヨーロッパとは違い
ペチコートやふわりとしたスカート
コルセットなどは無く
上質な生地の布を
巻きつける様な形式がほとんどだったが
ドレスがシンプルな分
装飾品は派手…
重厚感たっぷりの金銀宝石ばかりで
とても重く、歩きずらかった
「衣装も…髪もよく似合う。」
目を細めるクリスに
なんだか恥ずかしくて雪乃は俯いてしまう
「恥じらう姿も
また…良い物があるな。」
「なっ!」
からかわれていると気付いた時には
手遅れで
睨み返したクリスの顔には
楽しげな笑みが広がっていた
「ユキノ…おいで。」
不意に真顔になったクリスに名前を呼ばれて
雪乃の胸が高鳴る


