[うぅ・・くっ]



なんか、今日のあたし
泣き虫だ。


自分が こんなに
ネガティブだったとは。



キキィー!!



自転車の 錆びたブレーキの
音が聞こえて、

あたしは後ろを振り返る。



[久藤・・さん]



そこに居たのは
汗だくの久藤さん・・



[よかった・・]



息を切らしながら
そう言って微笑む久藤さん。



[くど・・う・・さぁん!!]



うわぁんと
号泣しながら、そう言って
久藤さんに


泣きつくあたし。


誰かに聞いてもらわないと
自分が 潰れそうだった・・