お昼休みになった。 私は図書室に行った。 彼はいた。 彼は心臓病の人でいつも酸素を背中にしょっていた。 そして、彼は言った。 私のことが好きなんだと。 その頃はなんとも思っていなかった。 毎日毎日彼とよく手紙交換をしていた。 かずきはあまり学校にこない人で、あ、今日もいない…と落ち込み日が度々あった。