光の魔法を君に




「・・・ッ!」


思わず後ずさる。




本能的に怖い。と感じてしまった。



顔が、足が、手が、腐敗しており崩れかけているところもあった。
所々、血が固まり黒く変色した傷。
目は、飛び出しており水分を纏っていない。
口から吐き出される息は冷たく、
骨が、はみ出していたり、骨格が変わっていたりしている。



「___お、___マえ。__喰イた___ィ__」


吐き出されるようにして、発せられた言葉。
ほとんどが息となって、“声”として成り立っていない。まるで、何百年も喋ることをしていなかったよう。



こちらに向かってゆっくりと歩を進める。
けれど、金縛りに会ってしまったかのように身体が動かない。





コ    ワ    イ    







「夢羽!そいつは、屍にとりつく悪魔や!!番犬よりもたち悪いで!!」


コウの叫ぶ声が聞こえるが、動けない。
ましてや、声を出すこともできない。



シュー・・シュー・・・。




近づく度に、はっきりと聴こえてくる息使い。機械を通して息を吐いているみたい。





あたしを捉えようと、手が伸びてくる。









「・・・っゃ・・・・!!!」