大きく眼を見開いて、鈴を見ている。
「・・・鈴・・・殿・・?何を・・?」
__仕留める。までは行かなくても十分あたしに危害を加えられる攻撃だった。
それを相殺してしまった鈴。
それは明らかな、裏切り。
「何を?友達を助けただけよ。」
「・・・そ・・っそれは!!裏切りだ・・・!!」
鈴は、あたしを見て。
「夢羽、行って。因縁断ち切ってきて、そのあと、話そう。」
微笑む。
凛とした笑みは何かを決意したよう。
そんな鈴に微笑み返す。
「あとで。」
___鈴に背を向けて走り出した。
また、笑いあえる日が来る。
___きっと。
信じてきた思いは決して無駄なんかじゃなかった。
あたしの糧になって、今かえってきた。
いつだって、信じることは力になるの。
「コウ!!」
「わかっとるで。乗り。」
乗ろうとした瞬間、矢が降ってくるのが分かった。


