月を見上げれば優しく光っていて 月明かりに照らされる。 ねぇ、私に存在価値なんてあるの? 育った村では“バケモノ”と言われる。 長年一緒にいた仲間でさえあたしを見て恐れる。 「ね・・・誰か答えて・・・・」 すがるような思いで呟く。 あたしは眠ることなく 朝を迎えた。