「・・・ま、貴方にはお似合いよ。」 あたしを嘲笑って廊下を歩いて行った。 「・・・・鈴、あたしは恨んでなんかないよ。」 大きな声で貴方に聞こえるように。 例え、 偽善だとしても。 あたしには、ホントだから。 「・・・相変わらずだよ。夢羽・・・」 小さな声で鈴があたしに応えていたのには聞こえなかった。