☆★☆ 「ただいま戻りました。」 王の間の扉を開け、王座まで歩く。 そして、王の前にひざまずく。 「・・・御苦労、して夢羽は連れてきたか?」 「は、ですが今は気を失っております。目が覚めたら連れてこさせましょう。」 「よかろう、それまではお前の好きにしろ。」 口角をあげ、俺に夢羽を預けると言った。 「・・・ありがとうございます。」 恭しく礼をして王の間を出た。 そして、すぐに自室に行く。 彼女が眠ってる俺の部屋に。