「・・・貴方の目的はわかってる。だから、今ここで捕まるわけには・・・いかないの」
真っ直ぐに目の前を見つめ、
ジェルノアを鞘から抜く。
「・・・ほぅ、ジェルノア・・・。まるでディシアのよう。」
目を細めあたしを見る。
「・・・・光線百華」
光の斬激を飛ばす。
それを合図にあたしは走り出す。
全てを壊すために。
「・・・っはぁ・・・っは・・・っぁ・・」
いたるところから血が流れ赤い線を作る。
「・・・素晴らしい、1人で私以外を始末するとは・・・」
嬉しそうに笑った。
あたりには血を流して倒れているヒト。
けれど、
「殺してなんかいないわ。」


