光の魔法を君に




「・・うん、」


ぎこちない会話。



早く、早く、




ここから去りたいのに足が動かない・・・。






「・・・夢羽、俺のことも知ったんだ。」


「ーーーーーっ・・・・・」



何も、言えない。



例え、あたしが関係なかったとしても・・・






空を傷つけたのは確かだから・・・・。









「・・・ほ・・んと・・ごっめ・・・ん・・」



駆けだした。



「夢羽!!」



空の呼ぶ声なんかにも振り向かず。





ただ、ただ走った。







空や、みんなから逃げるように。






闇に包まれていく。