その人があたしを見た。 「・・・っ・・・」 その人の腕の中に眠ってる小さな子供。 自分とそっくりだった。 「・・・貴方は?」 小さいけれど凛と響く声。 あたしを促すように微笑む。 「・・・夢羽。」 その人はちょっとびっくりして微笑んだ。 「・・・そう、夢羽。貴方は夢羽って名前なのね。」 一瞬だけ、ほんの一瞬だけその人は哀しそうに微笑んだ。 「・・・今は?何歳なの?」 その問いにちょっと戸惑う。 本当の歳をあたしはしらない。 だから、応えてもいいのか。そう自問自答する。