「・・なら教えてよ・・・!あたしの記憶。」
コウを見つめる。
けど、コウは黙ってどこかを見つめている。
「・・・コウ。」
名を呼べば、重々しく口を開いた。
「・・・確かに、夢羽の無くした記憶も知ってる。
夢羽の中におったのは事実や。けど、ワイの口からは言われへん。」
「!!なんで!?」
静かに瞳をつぶったコウに詰め寄る。
そんなあたしにコウは静かに、
「・・・夢羽が受け止められへんから。」
哀しそうに、
あたしの中に戻った。
独りきり、月明かりがあたしをより孤独にさせる。
「・・・・なんでよぉ・・・」
呟いた言葉も、
闇に消えた___


