「・・・・夢羽は?」
「大丈夫、まだ起きてない。」
ちょっと安心する。
多分、起きたら悲しみに暮れると思うから。
「・・・そっか、もう戻ろう。」
「あぁ、」
海は微笑んでパチンと指を鳴らした。
ゆっくりとゆっくりと、地へ近づいて行く。
「夢羽は空だけを求めてる。起きるときにすがるのも空が最初だろ?」
悪戯な笑みを浮かべ俺を見る。
「・・・その意味が俺とあっててくれたらいいんだけどね。」
気づいてくれるだろうか?
破壊衝動と欲望が入り混じった純愛とは言えない俺の想いを。
あの、純粋で真っ白な羽をもったお姫様は。


