「夢羽!!」
蘭と海、バーティさん、竜樹さんラウルさん。みんなが戦闘態勢のあたしたちを見て息をのみ・・・
悟った。
只事ではないのだと____
「ヨル、ポチ。おいで。」
海の隣には大きな鷹とコウよりは一回り小さいけれど犬としてはとても巨大なポチ。
「アゲハ、ハツ、出番よ。」
蘭の肩越しにはアゲハ蝶とスズメバチがいた。
うっわぁ・・・アゲハはでかいのに、ハツはちっちゃい・・・。
「いでよ。」
バーティさんが唱えたと同時に大きな鷲が手に乗っていた。
「・・・俺らはこれで。」
剣や銃を抜きあたしに見せ微笑む。
幾度となく死線を潜り抜けた人たちだ。
大丈夫、安心感があたしを包む。
「誰も、死なせない___!!」
固い決意を誓って。


