光の魔法を君に



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「夢羽、いい加減下ろして。」



空からの冷たい一言。



でも、ちゃんとあたしのことを考えて言ってくれてるんだなあって思う。







「・・・わかった。」



そう言ってみんなを下ろす。





ここは崖。



世界を一望できる一番高い崖。




スヤード崖。







降り立ったと同時に空がこちらに歩いてきて・・・



「あれほど、無駄な体力はつかうなって言ったよね?」


説教が始まった。




「俺らを浮かせたまま何十キールも飛ばなくてもいいでしょ。」


「・・・はい。」


「なんで?俺何回も言ったよね?」


「・・・空に浮いてた方が楽しいかなーって・・・」



あは・・・って笑って空を見上げた瞬間デコピンをされる。