光の魔法を君に



樹がバラバラになり、球が壊れた。


ドタドタッと倒れ込む騎士団員たち。





「・・・っく・・情けのつもりか・・・」



「別にそんなんじゃない。ただ、仲間の想いを尊重しただけ。王にこれも伝えといて、」


忘れてた、


しょうがないじゃん。




「・・・必ず、貴方達を止める。」



あたしはそう言って、風を起こした。


















「みんなっ!!行くよっ!!!!」




空に近づくと空色に染まる。


再出発にふさわしい快晴だった。