仲間を置き去りにして。
「・・・ありがと。」
そう、風に告げると風は空たちを優しくおろしてくれた。
「夢羽!!」
みんながあたしに駆け寄る。
「宣戦布告できたよ♪」
にっこり笑ってピースサイン。
怪我もなくてよかったよかった。
「・・・無茶はしないでよ・・・」
空がはぁ・・・ってタメ息をつく。
「・・・そこのお二人さん?イチャついてないでコッチ来てくれる?」
「イチャついてないっ!!!!」
「しょうがないなぁ~・・・」
否定するあたしと肯定する空。
何だこれ。
「素直になりなよ。」
空があたしの髪に触れそっとキスをする。
「っ!!!!!
か・・・髪なんか食べてもおいしくないんだからっ!!」
空の手を払って蘭のもとへとダッシュ。


