光の魔法を君に





「・・・しょっと・・」


荷物を背負ってみんなの方へ向く。



「準備できた?」


「うん。」


しっかりと前を見据えて歩く。







それが今のあたしに出来ることだと思うから。







道の真ん中ではラウルさんがいろんな人たちに囲まれてた。
微笑んで言葉を受け取ってる様子から期待の言葉を受けてるんだろう。




あたしたち部外者はちょっと離れたところで待機。







「次は・・・21ノーム先のトコロだね。」


目的地の方向を見つめて計算してる海。




海は道案内の役。
海の使い魔は鷹と犬。意外な組み合わせだけどコレが地図なしでも行ける方法。


ちなみに、蘭の使い魔は蝶と蜂。蘭は植物を操るのが得意だから・・・らしい。







あたしはというと・・・・




ちょっと離れたところでコウとお話し中改め、説教中。




「だいだいなぁ、夢羽は無防備すぎなんや!あんなノロい樹の根で腹なんか刺されよって・・・・

ワイを出せ!!ワイを!!」