「・・・おう・・?」 2人ともわけがわからないと言う顔をしている。 「あぁ、娘、血は繋がってないけどね。」 王と鈴の間に血のつながりは無い。 だからこそ、 鈴が闇に染まった。 血のつながりがあれば鈴は闇に染まらずに済めた。 いや、 俺たちと会うことすらなかっただろう。 「けど!!王には・・・娘がいたんじゃ・・・」 蘭が思い出したように言う。 「そうだよ。いた、けれど鈴は王のホントの娘じゃない。 隠されてたけどね。」 存在も、全部。