光の魔法を君に



「仲良しごっこはもうお終い。」


フッと笑い、



パチン!と指を鳴らす。









樹の陰から黒いフードをかぶった人が数人、あたしたちを取り囲むように現れた。



「初めまして?


“光の者”お迎えにあがりました。」


鈴の近くにいる1人があたしに恭しく礼をする。











「・・・・誰」


「名を言わなければなりませんか?できればすぐ意識を消させていただきたいのですがね。

そちらの方がそうさせてくれないみたいで。」


フッと笑みを漏らす。




空を見て。



「夢羽は渡しませんよ。」


そう言った瞬間空があたしを引き寄せ、


黒いフードをかぶった奴に攻撃をする。





それを合図に両方の攻撃が始まった。