光の魔法を君に



「・・・っぅ・・・ふっ・・・」


走ってても流れ落ちる涙。





あたしは誰のために泣いてるの?

なんの為に泣いてるの?




わからないのに、涙が溢れて止まらない。






闇の中、右も左もわからず走ってたためか


樹の根に足をとられて





「・・・った・・・」


こけた。




「・・・ぅふ・・・っ・・っひっく・・・」


もう、何も分からない。



わかるのは、


足の痛みと



心の痛みだけ・・・