そんなこんなで鏡の中にいる自分を見ると



「誰?」


自分じゃないみたいだった



「ルー出来たか?」


「完璧」


会長の声が扉の向こうからした


それに外人さんが答え私の手を取り扉を開けた



「え?何でスーツ?」


「お前も化けたな」


「化けたとは失礼な!」



何故かスーツ姿の会長



めちゃくちゃ似合っててムカつく



「お手をどうぞ。お姫様」



表スマイルを発動したとたんサムイ台詞を言い出した



「とうとう頭イカれた訳?」


「これからは俺に合わせろ」


これは会長命令だと言って強制的に手を捕まれスイートルームをあとにした