「真白可愛いよ」 「ありがとう」 「旦那に見せて来な」 ルーに背中を押され新郎の待合室に入った 「真白……?」 「何で疑問系何だよ」 「いや……あまりにも化けてるから」 「一回死ね!」 私達は結婚する直前まで憎まれ口をたたき合っていた 「真白……綺麗だ」 不意に言うからドキッとした 「褒めても何も出ないから」 「素直じゃねぇな」 「うるさい!」 「ほら手」 顔が熱いのを感じながらも紘の差し出された手を取った