「会長、あいつ殴っていい?」
「駄目だ」
「あの女なんなの?」
「角倉凜。笹原グループの次に大きな会社の社長令嬢」
角倉凜……
あの笹原グループの次に大きな会社
「だから俺と凜を結婚させ会社を更に大きくしたいみたいで
許婚になった」
「会長はあの女が好きって訳じゃないの?」
「凜は妹みたいなものだ」
会長があの女を好きじゃないって分かってホッとしてる
「安心しろ。俺は真白一筋だから」
「意味わかんない」
会長は私の頭をポンポンと撫でた
その手の平から熱が伝わり会長に触れられた部分が熱く感じるのは何故だろう