幸せの音が響く

可愛い格好で少し息を切らし「遅れてごめんね」と言ってきた高村に対し俺は、今来たところだから大丈夫と言った。

そんな俺のセリフに勇哉は、はいはいという顔をした。



さ!!遊園地へ Let's Go!! 



やはり日曜日というだけあって人が多い。


家族連れ、恋人、友達同士などの様々な人達でごったがえす遊園地では俺達4人はどう見えるだろう?


友達同士?
それとも恋人同士のダブルデートとか?

どうせなら恋人同士のダブルデートがいいな。




『よし、まずはジェットコースター行こうぜ!!って高い所とかって大丈夫?聞くの忘れてたけど』

「うん大丈夫。すごい高度から急降下しなければ」

「じゃアレは?」


勇哉が指さした先にはもの凄い高さから落ちるジェットコースターがあった。


この遊園地には3大ジェットコースターと言って、長さ高さがハンパないやつが3つある。
それぞれレベルがあり、大抵の人はレベル2までは乗れるらしいがレベル3になると躊躇してしまう人がいる。

そんな3大ジェットコースターがこの遊園地の名物。 


今、勇哉が指したジェットコースターはレベル3のやつだ。

あの高度から勢いよく落ちられたらさすがに怖いよな。

高村も3はキツいかもと言った。だが、勇哉と南はめちゃくちゃ興奮している。 



「キャー絶対面白いって!!アレ乗ろうよアレ!!」

「見ろよ、4回も回るぜ!?すげぇよ。1回は乗ってみたかったんだよなぁ!!」


などと凄いはしゃぎようだ。

まぁ、俺も記念に1回は乗ってみたいと思うけど。