「やーミミズーッ!!」
これで5回目。
花壇の土をいじるたびに出くわすミミズにさっきから南が大声を上げている。
「ヤダ気持ち悪ーい!!」
「何だよ。たかがミミズだろ?んなもんでギャーギャー騒ぐなよ」
「こっちもいた!!私もダメーッ」
ついでに高村も嫌いらしい。
女って虫苦手な奴多いな。
「てっきり南は虫とか大丈夫なのかと思ってたぜ」
「大丈夫なのはだんごむし、アリンコ、てんとう虫、蝶々だけ!!」
「少な!!・・・なぁ南、その〜告白のことだけど、悪かったな。あんな大勢の前で言っちまって。
これだけは謝っておこうと思ってよ」
「律儀じゃん」
「でも、あの時言ったことは本当だから」
「あんたの好みはしおらしい女じゃなかったっけ?品があって華があって―」
「現実と理想は違うんだよ!!俺だってお前みたいな女好きになるなんて思ってもなかったっつーの」
「失礼だな。それが好きな相手に言うセリフか?」
「はっ。自惚れんじゃねーぞ!?大体―」
「でも、ありがと」
「は?」
「普通ここはお礼言うところでしょ」
「律儀じゃん。・・・なぁ一つ聞いてもいいか?
もし、今の彼氏より俺の方が先に会ってたら俺と付き合ってた?」
「ううん」
「はっ・・即答かよ。本っ当お前はさっぱりしてんな。まぁ、お前らしくていいけどよ」
うん。これで大丈夫だ。
俺はコイツからこの言葉を聞きたかったんだ。
もし南が、俺と付き合ってたかもなんて言おうもんなら、俺は南を奪ってた。
潔く身を引くことはしない。
何が何でも南を俺に振り向かせてた。
それに南が簡単に俺を選ぼうとする奴じゃないって分かってる。
もし南がそんな軽い奴なら好きになんかならないさ。
あーッ!!これで、心が軽くなったぜ!!
でもやっぱり・・――
「彼氏がどんな奴か教えらんねぇってか?」
きっと教えてくれないだろうと思いながら聞いてみた――
「俺だよ」
俺の問いかけに後ろから声が聞こえてきた。
これで5回目。
花壇の土をいじるたびに出くわすミミズにさっきから南が大声を上げている。
「ヤダ気持ち悪ーい!!」
「何だよ。たかがミミズだろ?んなもんでギャーギャー騒ぐなよ」
「こっちもいた!!私もダメーッ」
ついでに高村も嫌いらしい。
女って虫苦手な奴多いな。
「てっきり南は虫とか大丈夫なのかと思ってたぜ」
「大丈夫なのはだんごむし、アリンコ、てんとう虫、蝶々だけ!!」
「少な!!・・・なぁ南、その〜告白のことだけど、悪かったな。あんな大勢の前で言っちまって。
これだけは謝っておこうと思ってよ」
「律儀じゃん」
「でも、あの時言ったことは本当だから」
「あんたの好みはしおらしい女じゃなかったっけ?品があって華があって―」
「現実と理想は違うんだよ!!俺だってお前みたいな女好きになるなんて思ってもなかったっつーの」
「失礼だな。それが好きな相手に言うセリフか?」
「はっ。自惚れんじゃねーぞ!?大体―」
「でも、ありがと」
「は?」
「普通ここはお礼言うところでしょ」
「律儀じゃん。・・・なぁ一つ聞いてもいいか?
もし、今の彼氏より俺の方が先に会ってたら俺と付き合ってた?」
「ううん」
「はっ・・即答かよ。本っ当お前はさっぱりしてんな。まぁ、お前らしくていいけどよ」
うん。これで大丈夫だ。
俺はコイツからこの言葉を聞きたかったんだ。
もし南が、俺と付き合ってたかもなんて言おうもんなら、俺は南を奪ってた。
潔く身を引くことはしない。
何が何でも南を俺に振り向かせてた。
それに南が簡単に俺を選ぼうとする奴じゃないって分かってる。
もし南がそんな軽い奴なら好きになんかならないさ。
あーッ!!これで、心が軽くなったぜ!!
でもやっぱり・・――
「彼氏がどんな奴か教えらんねぇってか?」
きっと教えてくれないだろうと思いながら聞いてみた――
「俺だよ」
俺の問いかけに後ろから声が聞こえてきた。

