コレットは一礼して立ち去った。


 本当に背が高く、スタイルがイイ。


 しばらくして…


 コレットがコーヒーとサンドイッチを持って来た。


 あれ?


 レニオは皿の盛り付けの変化に気付いた。


「サンドイッチ、いつもより3個多いね?」


 コレットはニッコリと微笑みながら答えた。


「さっき私が水こぼしたから、お詫びにサービスしちゃいます」


「ありがとう。そんなに無理しなくてもイイよ」


 レニオにとっては、天にも昇るような嬉しい気分である。


 レニオは一週間も前からコレットに通っている、まだ独身の男。


 女店長コレットはレニオにとっては、憧れの女性なのだ。