強気恋愛。

競技大会当日。


すごく楽しみにしながら登校した。


1組が嫌いだったから、

岡森のいる2組に

絶対勝ってほしいと思っていた。


ずっと2組を応援し続けた。

自分たちが勝つかどうかなんて

どうでもよかった。


岡森が勝ってくれたら

それでいいと思った。

というか岡森に勝ってほしかった。

勝って、喜んでる姿を見たかった。


岡森のことだけをずっと見ながら

競技大会が進んだ。

そしてそのまま終わった。


結果は、岡森のチームが1位。

誰より喜んだのはウチだった。

ウチのチームは2位で、微差だった。

すごく嬉しかった。


みんなはすごく悔しがってたけど

岡森が勝ってくれたから

どうでも良かった。